アプローチまでの道のり
芹谷屏風岩は滋賀県犬上郡多賀町に位置します。
(携帯電波は繋がりにくいです。特に駐車場やアプローチはつながりません。屏風岩付近は通信可能です)
国道306号線を河内の風穴方面へ曲がって県道17号線を進み「多賀小学校芹谷分校跡地」まで行きます。
芹谷分校跡の道向かいのガードレールに囲まれたスペース、またはそこから約50m先の山側のスペースに駐車できます。
向かいの芹谷分校跡は工事用の残土置き場になっていますので駐車禁止です。
また、その他の路肩も駐車禁止です。
なお、ガードレールに囲まれた駐車スペースは、たまに現場事務所が設置されることがあります。設置されていた場合には、工事関係者が出入りできるようスペースを開けて駐車してください(特に平日、土曜日)
駐車スペースについて
当駐車スペースは管理された駐車場ではありま せん。車両の管理につきましては利用者自身の 責任にてお願いいたします。
また、万が一事故や事件が発生した場合につき ましても、責任は利用者個人に帰属いたします ことをご了承ください。
アプローチ
岩場へは落石防止フェンスの川下側末端から入ってください(駐車スペースより270m先)
踏み跡やフィックスロープを辿って登ってください。
なお、アプローチは険しく石灰岩特有の滑りやすい地質です。それなりの準備を整えて登ってください(所要時間20分〜30分ほど)
アプローチ道や岩場に取り付き部の露岩は崩壊の危険があります。フィックスロープが設置されているので、歩行補助にして安全に通過してください。
ラ・バンバ取り付き・ビレイ点周辺は落石が頻繁に確認されています。ここを溜まり場とせず、またビレイの折にはヘルメットの着用をおすすめします。
トポ
最新トポ図は工事中です。
それまでは下記リンクトポを参考にしてください。
あはちの生岩ガイド『芹谷屏風岩』
2023年4月に行われたリボルトによるルート変更及び注意点について記述します。
諸事情により終了点とプロテクションの位置が変更されているルートがあります。登られる際は市販のトポや以前の記憶だけに頼らず、現地でルートを確認してください。位置変更の要点は下記の通りです。
*デッドライン ルート最上部の右側凹角部に冷蔵庫大の浮石が確認されました。ルートラインからは外れていますが、絶対に凹角部に入り込まないようお願いします。
*ゴーアウェイ 上部フレークが大変危険なため終了点を5m下げて新設。従来の終了点は残し、新設終了点から従来の終了点の間のボルトは撤去。
*バイタルポイント 最終ボルトの位置と終了点の位置が悪かったため最終ボルトの位置を調整して終了点を2~2.5m程度上の安定した位置(ガバで安定してクリップできる位置)に新設。ボルト本数に変化はありません。
6ピン目を既設位置ではカラビナが梃子になりそうなので、15cm程上に位置替えしました。10ピン目を旧終了点左下30cm辺りに位置変更しました。ルート上のリングボルト×2、RCCボルト、ハーケンを撤去しました。
*コアラのマーチ ルートに対してより適切な流れにするため1~1.5m程度上に移動。
*オールライト 出だしにボルトを1本設置し、プリクリップしないでも登れるようになりました。1本目を掛けるまでに落ちるとビレイヤーごと転げていきますので、フィックス用のボルトにクリップ(ゼロピン)して1本目を掛けた後、クライムダウンして回収するのをお薦めします。
要注意;2ピン目からの落ちるとギリギリです。クリップポイントやポジションにクライマー、ビレイヤー共に十二分に注意してください。
*ミステリアス 従来通りプリクリップでトライすることをお勧めします。
*ムササビ小僧 左の壁に独立した終了点を設置しました。ハイカラさんとは別終了点で降りられるようになりました。
*ハイカラサン 最後のボルトの既存位置では岩の出っ張りに干渉し梃子状態になるため約20cm下に位置替えした。1ピン目を同様の理由で約10cm上に新たに設置しました。
出だしのブロック状フレークホールドが浮いていましたのでグルーで補強しましたが、今後もクライマー、ビレイヤーともに十二分に注意してください。
*ダーティーフィンガー 終了点を既存の位置辺りの岩が不安定なため約80cm下辺りに位置替えしました。
*舞姫 既設4ピン目をロープの流れを考慮して右へ15cm程位置替えしました。
*骨折り男のダンス *ハングルーズ プロテクションがグージョンボルトだったのでリボルト対象外としました。
小屏風エリア 2023年4月時点でリボルトはおこなわれていません。またルートによって岩が不安定なルートや老朽化したボルトが存在します。随時リボルトする予定ではありますが、取り付かれる場合は十分なオブザベーションの上、自己判断でクライミング頂くようお願い致します。
小屏風上段・おかぶり岩・はぐれ岩は近年あまり登られていません。岩崩壊によりルートが消滅しているものもあります。(レディバグ・ブレス)
小屏風へのアプローチは大変不安定で崩落の恐れがありました。2023年新規にアプローチ道を設定しました。ムササビ小僧ビレイ点あたりより下降してトラバース道を辿ってください。(フィックスロープあり)アプローチ道は山腹トラバース道で、足元不安定な箇所もあるので注意してアプローチください。